高梨修輔の本棚について


右から順に


■夕映え作戦(夕ばえ作戦
1974年、光瀬龍SF小説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%95%E3%81%B0%E3%81%88%E4%BD%9C%E6%88%A6


幕末未来人
1977年、眉村卓原作のSFテレビドラマ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%95%E6%9C%AB%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E4%BA%BA


■チュー公の赤毛
特に元ネタは無さそう。
チュー公というキーワードからトッポジージョかなと思ったけど金毛だった。


海底軍艦
1900年、押川春浪の小説。青空文庫でも読める。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E5%BA%95%E8%BB%8D%E8%89%A6
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person77.html#sakuhin_list_1


■WOMAN'S BODY
特に元ネタは無さそう。
まあ、主人公高梨君の性格を考えると資料的なそれはおいてあっても不思議じゃないのかも。


■虚無への供物
1964年、中井英夫の小説。三大奇書の1つ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%9A%E7%84%A1%E3%81%B8%E3%81%AE%E4%BE%9B%E7%89%A9


■大奈の鉄人
特徴的な元ネタは無さそうだけど"史 大奈"という中国の唐の軍人なるものだけ確認
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B2%E5%A4%A7%E5%A5%88


亜細亜の曙
1932年、山中峯太郎の小説。軍事探偵ものらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E5%B3%AF%E5%A4%AA%E9%83%8E


家畜人ヤプー
1956年、沼正三の小説。
日本全国のマゾヒストたちがこぞって反応するほどのあれ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E7%95%9C%E4%BA%BA%E3%83%A4%E3%83%97%E3%83%BC


■カッタ君物語
1995年、日本アニメ映画。おちんこの舞台との関連性は不明。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%BF%E5%90%9B%E7%89%A9%E8%AA%9E
D


■敵中横断三百里
1957年、山中峯太郎の小説。軍オタなのだろうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E9%9C%B2%E6%88%A6%E4%BA%89%E5%8B%9D%E5%88%A9%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%8F%B2_%E6%95%B5%E4%B8%AD%E6%A8%AA%E6%96%AD%E4%B8%89%E7%99%BE%E9%87%8C


■KAGEROU
2010年、水嶋ヒロの小説。
http://ja.wikipedia.org/wiki/KAGEROU


■やぶにらみの暴君
1952年のアニメ映画作品。王と鳥の名でも知られる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E3%81%A8%E9%B3%A5


ドグラマグラ
1935年、夢野久作の小説。三大奇書の1つ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%A9


シモ・ヘイヘの射撃
書籍などの元ネタは特に無さそう。
シモ・ヘイヘ自体は実在した狙撃手。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%BB%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%98


■松坂弘 戦記
松坂弘は実在する歌人ではあるものの決して軍人ではない。
Amazon.co.jp:松坂弘歌集 (現代短歌文庫)
リンク先がAmazonなのはWikipediaがなかっただけなんだからね。



■TVアニメ50年
特に元ネタは無さそう。
こうやって見ると資料的な感じで揃えている印象が強い。



統一性が無いところからこれらは真摯に読むため入手し、棚に納められたものと推測される。小説作品と思われるものもSF・ミステリ・ミリタリーなどとジャンルもまちまちで本に対するこだわりは無さそう。KAGEROUがあるぐらいだし。第8話のやりとりから修輔くんは元々そんなに勉強できない人ではないそうなので、それなりに自分の興味を見出しては手を出していたに違いない。他の棚を調べたらマンガなりラノベなりあるのかもしれないけれど、修輔の意外な側面を象徴するファクターとしてはこれだけでも十分かもしれない。


文学寄りな少年の本棚っていうのは案外こういうものなのかもしれない。
果たして彼はどこで道を外してしまったのだろう。