音の伝わり方

メモ書き



音がなる物体(SOUND SOURCE・OBJECT)が目の前に3つあるとする。
それぞれ音がなると矢印の方向(SOUND ROOT)に音が広がる。
音は空気中の振動によるものなので、違う音が同時に発生すると1つに重なり合う。
いくつもの振動が空気中を伝わり合い、最終的に我々の耳(HEAD INSIDE・OBJECT)へと届く。


例えば、赤がピアノ、緑がギター、青がドラムなどと考えていただければ分かりやすいだろうか。
白は最終的に聴こえる音の集合体で、音量の差異などによって微妙に色が変わってくる。
ピアノソロなら赤い矢印、ギターソロなら緑の矢印、ドラムソロなら青の矢印に変化する。



イヤホンの場合、耳栓のごとく外部の音を遮断してくれる。
それを抜きにしても、音が鼓膜へダイレクトに伝わるのは変わらない。
そのため左右で違う音がなれば片方だけにその音が聴こえる。
片方だけが無音になると、もう片方だけから音が響く。



ヘッドフォンの場合、耳栓とは少々異なる。
耳の周りを覆うそれは頭蓋骨と隣接している状態。
鼓膜には勿論、頭蓋骨をも通して音が伝わってくる。
イヤホンと比べて迫力が違うのはこのあたりに一因がある。



スピーカーの場合、前述2つとは違って音の出どころが耳から離れる。
そのため両耳ともにLR両方の音を聞き取ることが可能。
白矢印は他の色矢印が近ければ近いほどその色に近い音となって伝わる。
よって左耳と右耳では色合いが違ってくる。



映画館やクラブハウスなど後ろにもスピーカーがある場合、これはただの前述のスピーカー強化版。
しかし単純に大音量なのでモノラル(最終的に聴こえる矢印が1通りだけ)に近いともいえる。
そのため前述したスピーカーよりも、白矢印が白矢印に近い状態。
大音量は全身にも伝わっているので、音を体感するという効果が得られる。


余談だがライブやコンサートなどは音を体感できると言っていい。
アーティストが見られるだけではなく、媒体だけでは味わえないものがそこにある。



などと考えていたら1つ思いついた。


この場合HEAD INSIDEに届く音は、どのような色の矢印になるだろうか。
ただの白矢印という結論でも構わないのだけれど、左右という概念が前後にある以上、何か違う働きがあるんじゃないかと思った。


殆どの人はどうでもいいだろうけど私は気になる。